現代の家には比較的洋室が多いですが、一部屋は和室にしておきたいと考える人は多いのではないでしょうか。

今回は、洋室から和室へのリフォームについてご紹介します。

和室のメリット

現代ではライフスタイルが変化しており、これまでどの家にもあった和室が少なくなっています。

しかし、今でも和室を最初から用意する方や、和室を求めて洋室から和室へリフォームする方が多いのです。

落ち着きといった感情的なニーズだけでなく、和室の持つ機能性がほしいという方も多いです。

例えば、汎用性の高さが挙げられます。

日中は居間として使用し、夜は布団を敷いて寝室にすることができますし、

洋室のようにカーペットを敷かなくても、横になってくつろぐこともできます！

洋室はフローリングが一般的ですが、冬になると床が冷たくなりますが、

和室であれば、畳は冷たくならず、夏は障子の通気性で涼しいですよ。

このように、1年中快適に過ごせる和室はとても魅力的なのです。

また、フローリングとは異なり、畳を敷くため騒音も小さくなるのでおすすめです。

小さな子供がいる場合は、畳の上で遊ばせたりお昼寝させたりできます。

来客がお泊りになる際にも、フローリングにお布団だと落ち着きませんが、

畳のある和室であればお布団を敷くだけで、落ち着いてお休みいただけるのではないでしょうか。

洋室から和室への工事内容

洋室から和室にリフォームする際は、

フローリングから畳への張替え、壁や天井の交換、クローゼットから押入れに変更を行います。

費用を少しでも抑えたい場合は、フローリングの上に畳を敷くことも可能ですが、

天井が低くなってしまうため注意しましょう。

壁や天井の交換には、使用する素材によって費用が異なるので注意してください。

塗り壁であれば漆喰や聚楽などの種類があるため、予算を考慮して決めることをおすすめします。

和室を居間と兼用に寝室とする場合は、クローゼットを押入れにリフォームする必要があります！

スタイルに合わせて選べる畳の種類

和室の最大の良さは、なんといっても畳の存在ではないでしょうか。

畳の香りは癒し効果が高いうえ、ゴロンと横になって休むことが出来るなど使い勝手も良く、

そのリラックス効果の高さも魅力ですよね。

そんな畳ですが、生活のスタイルに合わせて選ぶことがトレンドになっています！

自分のお部屋にあった畳や、好みの畳を選ぶことができますよ。

琉球畳

琉球畳には、い草を使用したものと紙や化学素材でできたものがあり、

大き目の正方形でふちが無いのが特徴となります。基本的には2枚で1畳です。

カラー畳

カラー畳はその名の通り、色がついている畳のことです。

和室=渋いというイメージがあるなかで、このカラー畳は明るくポップな印象にしたり、

白や黒などのモノトーンもできるためスタイリッシュな印象にできたりします。

パネルカーペットのように2色組合わせたりと自由な組み合わせができるので、部屋に合った色を選べますよ。

リビングの印象に畳はちょっと…と思っている人にはおすすめの畳です。

床暖房用畳

床暖房というとフローリングのイメージが強いですが、畳にも床暖房用があるのです。

床暖房用畳の場合、既存の床暖房の上に熱伝導に優れた薄い畳を置くだけの簡単リフォームになります！

冬場は常に足元がぬくぬくして体全体が温まり、暖房効率もよく節約にもなりますよ。

もちろん夏場は普通の畳として使用できるので、一年中快適に過ごすことができるのです。

今回は、洋室から和室へのリフォームについてご紹介しました。

洋室を和室にリフォームすることで得られるメリットはたくさんあります！

部屋が洋室のみという方は、和室へのリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。