クッションフロアについて
クッションフロアは、建築業界では「CF(シーエフ)」と呼ばれており、
厚さ2~3.5mm程度の塩化ビニル樹脂を主成分とする床材で、近年人気が高まっています!
フローリングなどと比べて安価で張ることができ、
下地の上に接着剤で貼り付けるだけなので、他の床材に比べ工期も短く、
木目調や大理石調など様々なデザインが多いことが人気の理由となっているのです。
抗菌性・防滑性・耐動荷重性・耐薬品性・帯電防止性などの特殊機能があったり、
耐水性も高く、洗面所やキッチンなどの
水に弱くフローリングを使うことができない場所にも使用できます。
一般住宅はもちろん美容室や飲食店などの店舗にも広く使用されている床材なのです。
今回は、人気のクッションフロアについてご紹介します♪
クッションフロアのメリット
・他の床材よりも安価で施工できる
クッションフロアはフローリングよりも施工が簡単なので、
リフォーム業者に依頼しても料金があまりかからず、費用を安く抑えることができます。
・お手入れが簡単(防水・防汚性が高い)
クッションフロアの表面はビニールになっているため水を弾き、掃除は雑巾などでサッと簡単に拭き取れ、
液体をこぼしても中に浸透しないため、汚れが残りにくくなります。
そのため、洗面所やトイレ、キッチンといった水周りでは、クッションフロアが採用されることが多いです。
また、防水性、防汚性が高く、掃除も簡単なので、
お子さんやペットと一緒に暮らしているご家庭には特におすすめです。
最近では洗面所やトイレのほかにも、リビングや洋室などで使用されることも増えています。
・木目調やタイル調などカラーや模様のバリエーションが豊富
同じ木目調でも、ヴィンテージ風やナチュラル系、ホワイトからダークカラーまで選べたり、
レトロタイルや寄木タイル風など、柄・デザインやカラーも豊富に揃っており、人気が高くなっています。
フローリングの上から重ね張りするだけでお部屋の雰囲気がガラっと変わるため、
安価で印象を変えたい!という方にもクッションフロアはおすすめです。
・軽量音の遮音性が高い
クッション性があるので足を床に乗せる衝撃、物を落としたときの衝撃が抑えられ、下の階にも音が響きにくくなります。
・柔らかい素材で出来ているため、小さなお子さんやペットのいる家庭に最適
フローリングに比べて柔らかいクッション性がある素材でできているため、
小さい子どもがいる家庭やペットを飼育している家庭などで、
フローリングの上からクッションフロアを重ね張りするリフォームも多くなっています。
クッションフロアのデメリット
・重量のあるものを置いておくと痕が残る
柔らかい素材のため、重い家具を上におくとクッションフロアに跡が残ってしまう可能性があります。
また、クッションフロアは他の床材よりも経年劣化しやすいため、10年程での張り替えがおすすめです。
・同じ木目調の場合フローリングに見劣りすることも
木目調、タイル調などさまざまな見た目の商品があるクッションフロアですが実際はビニールです。
見た目と実際の質感が違うため、この違いに少し違和感を感じてしまうこともあるかもしれません。
・仕上げ面が下地に左右されやすい
専用のボンドで施工するので、ボンドの接着が経年劣化で弱くなると継ぎ目の部分から剥がれ、
そこに空気が入りデコボコになってしまう可能性があります。
クッションフロアは安価で張ることができ、デザインも豊富なのでお部屋の雰囲気をガラリと変えることもできます。
また、防水性や遮音性など機能的な面もありとても魅力的な床材となります。
メリット、デメリットを確認し、クッションフロアの使用を考えてみてはいかがでしょうか?
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2020.03.27