高気密・高断熱の家について②
高気密・高断熱のメリット
部屋ごとの温度差が小さい
ヒートショックと一番関連性が高いのがこの部分となります。
通常、冬は室内の暖かい熱が外に逃げ、夏は外から熱が入ってきます。
この熱の出入りを絶つのが『断熱』となります。
断熱材を壁や天井などに入れますが、ただ入れれば良いというわけではありません。
隙間なく入れる[気密性を高める]ことが不可欠です。
隙間があるとそこから外気が入り込み室内の空気が逃げるため、
断熱していても部屋ごとの温度差は解消できないのです。
きちんと断熱材が隙間なく施工されることで、部屋ごとの温度差もなくなり、
ヒートショックなどの温度差による健康被害も減らすことができます!
結露が発生しにくい
結露は、室内の空気に含まれる水蒸気が冷えた窓ガラスなどと接触することで起こります!
断熱・気密性能が低いと、室内の表面温度が下がり、結露しやすくなってしまうのです。
窓ガラスなど目に見える部分の結露はまだ対策が取れますが、
怖いのは壁の中の結露『壁内結露』となります。
断熱材が水分を含むと性能が低下するだけでなく、
周辺の木材を腐らせる原因やシロアリやダニ、カビの発生にもつながるため、
家の寿命を縮めることになってしまうのです!
つまり、断熱・気密性能を高めて結露の発生を抑えることは、
家そのものの健康のためにも、
住む人のアレルギーなどの健康リスクを減らすためにもとても大切なのです。
効果的に換気が可能
今の新築住宅には24時間換気システムが導入されており、
室内の空気を常に入れ替えてきれいな空気環境を保っています。
しかし、気密性能が低いと隙間から空気が漏れるため、きちんと換気ができなくなります。
換気がうまくできていないということは、アレルギーや気管支喘息の原因となるダニやカビの胞子、
花粉やほこりなどのハウスダストが家の中に漂い続けているということになり、
健康に悪影響を及ぼしかねません!
断熱・気密性能を高めることで、しっかりと換気ができ、室内の空気環境を清浄に保てます。
また、アレルギーなどの健康リスクからも家族を守ることができるのです。
光熱費が安くなるため省エネになる
高気密、高断熱の家は、外からの空気の侵入を防ぎ、室内の空気を外に逃しません!
そのため、冷暖房を効率よく利用でき、夏は涼しさを、冬は暖かさをキープすることができるのです。
その結果、冷暖房の利用頻度が下がることで消費エネルギーの削減につながり、
省エネ面でもとてもメリットが大きくなります。
遮音性が高い
気密性が高いということは、壁に隙間がないということなので外の騒音が聞こえにくくなります!
空気の侵入、流出を防ぐことが気密性の持つ役割ですが、
空気だけでなく、音の侵入も防いでくれるため、家の中を静かな状態に保つことができますよ。
高気密・高断熱のデメリット
一般住宅に比べてややコストが上がる
冷暖房などのランニングコストが下がるため、長い目で見るとお得となりますが
初期投資としての建築費はどうしても一般の住宅よりは上がってしまいます。
しかし、国から補助金が支給される制度もあるので確認してみてくださいね。
熱を逃しにくい
高気密・高断熱の住宅は、その性能ゆえ熱を逃がしにくくなっており、
冬は室内が温かく保たれるのですが、
逆に夏は室内に熱を取り込まないようにする『日射遮蔽』への配慮が必要となります。
たとえば、日射の角度を計算し軒や庇の長さや角度を設計して、直射日光が室内に入らないようにしたり、
グリーンカーテンを作ったりと、対策は様々あります。
開放感に欠ける
高気密・高断熱を確保する上でポイントとなるのが、窓の大きさとなります。
窓は他部分と比べて断熱性、気密性が低いため、
窓が大きいことで部屋全体の断熱性や気密性が低下してしまうのです。
そうならないために、窓を小さくすることを検討する方もいるかもしれませんが、
窓を小さくすると今度は開放感が失われてしまい、息苦しく感じたり、太陽光が入りにくくなってしまいます!
断熱性能の高い窓ガラスやサッシを使用するという対策法があります。
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2020.09.25