マンションのお風呂はほとんどがユニットバスですが、
ユニットバスの交換時期は設置からおよそ15年が目安とされています。
そこで、マンションのユニットバスのリフォーム工事についてご紹介します。
ユニットバスのリフォーム費用は本体価格+施工費用
ユニットバスのリフォーム費用は浴室本体の価格と工事代を足した価格です。
ユニットバスには大きく分けて3つのグレードがありますので、
グレードによってリフォーム費用が左右されるのがポイントです。
ユニットバスのグレードと本体価格
ユニットバスには大きく分けて3つのグレードに分類されます。
・ハイグレードクラス 約90万円~
・ミドルクラス 約50~90万円程度
・ベーシッククラス 約30~50万円程度
各グレードの違いはデザインと機能性です。
ハイグレードタイプは高級感のあるデザインに加えて
ジェットバスや肩湯のようなプラスアルファの機能があり、
快適なお風呂時間を楽しむことを重視した多機能な浴室です。
ミストサウナや肩湯など流行もありますので、最先端の機能が楽しめるお風呂でもあります。
ミドルクラスの浴室は断熱性が高く床材も乾きやすい素材を採用しており
安全性に優れた使いやすい機能をお風呂に備えています。
在来工法の浴室からリフォームした場合やベーシッククラスの浴室からリフォームした際に
その機能性の高さを実感できるのがミドルクラスのお風呂です。
ベーシッククラスは価格は低い代わりにシンプルなデザインで断熱材も入っていないので
冬場は寒いというデメリットを持っています。
賃貸マンションで良く見かけるお風呂のデザインがベーシッククラスのユニットバスです。
ユニットバスの施工費用
ユニットバスの施工費用は約30万円〜と考えておくと良いでしょう。
工事の工程はユニットバスの解体・撤去を行った後、
必要な場合は新しいユニットバスに合わせた配管と電気配線の工事を行います。
その後、新しいユニットバスを設置して完成です。
施工費用は施行会社によって異なりますが、
平均的に30万円〜程度の工事費+ユニットバス本体価格を考えておくと良いでしょう。
マンションのユニットバス交換工事の工期は3~4日
ユニットバス交換の工事期間は平均3~4日程度です。
工事内容によって工事期間がもっとかかることもありますので、
見積もりの際にあらかじめ施行会社に確認しておきましょう。
また、この間は浴室は使えませんので
工事のスケジュールはあらかじめ計画しておくようにしましょう。
マンションのユニットバスリフォームで気を付けるポイント
マンションの規約をよく確認する
マンションのリフォームは戸建てとは違い、
マンションの規約の範囲を超えてリフォームをすることはできないので注意しておきましょう。
マンションには共有部分と専有部分があり、
玄関ドアやベランダなどの共有部分はリフォームすることができません。
浴室は専有部分になりますが、専有部分であっても
マンションによってリフォームに制限があることがあります。
よく規約を確認した上でリフォームをするようにしましょう。
水回りの移動ができない場合がある
浴室リフォームではお風呂の向きや広さを変えたい場合もあるかと思いますが、
マンションの床下の状況により浴室の大きな移動ができない場合があります。
配管もマンションの共有スペースになり移動はできませんので
ある程度制限のある中でのリフォームとなります。
リフォーム期間は近隣の騒音へ配慮する
リフォームではどうしても工事の騒音が発生します。
浴室リフォームでは天井や床、壁の解体がありますので隣近所へ騒音が発生してしまいます。
工事が決まったらあらかじめお隣と上下の住戸には
連絡をしておくなど配慮をしてトラブルを避けましょう。
浴室をリフォームして快適なお風呂タイムを手に入れよう
浴室のリフォームでは掃除のしやすさや
安全性の高い機能性の高い浴室に変更することができます。
マンションの浴室リフォームではある程度の制約があることがありますので、
マンションの規約をチェックしてリフォームを計画するようにしましょう。