バリアフリーは、公共機関や公共施設などでも、実施されているところが増えてきています!
バリアフリーを家庭内で実践するのは、移動をスムーズにしたり転倒などのリスクを防いだりする目的があります。
お年寄りや身体の不自由な方でも快適に暮らせる家になります。
バリアフリーリフォームをすることによって、お年寄りや身体の不自由な方だけでなく、
介護をする方の負担も軽減できるというメリットもあるのです。
今回は、バリアフリーリフォームのポイントのついてご紹介します。
バリアフリーリフォームで行いたいこと
手すりの設置をする
廊下、階段に手すりは必須となります。
体重がかかるため、しっかりと取り付けることが重要です!
また浴室、トイレ、玄関など要所にも手すりを設置すると良いでしょう。
段差を解消する
シルバー世代でなくてもつまずきやすいのがドアの下にある沓[くつ]ずりです!
次に部屋と部屋、部屋と廊下の境目の段差も注意が必要な箇所となります。
これらの場所をつまずかないように、専用の建材で補強して平らにすることで解消できます。
家の中や外の段差をす全てなくすことが安全には必要なこととなります。
扉を引き戸にする
扉を引き戸にすることで、車椅子でも使いやすくなり部屋から部屋への移動の負担が軽減されます。
足元を明るくする
階段、廊下、玄関アプローチなどでつまずかないようにするためは、足元を明るくしましょう。
足元が良く見えるようにすることが大切です。
各場所でのバリアフリーのポイント
廊下のバリアフリー
廊下のバリアフリーはまず段差をなくすことが重要です!
玄関から廊下など、低くなっている段差をなくしましょう。
さらに、廊下と部屋の境目にある敷居の段差もなくし、完全にフラットにすることをおすすめします。
また、手すりがあるだけで転倒は防げるため、廊下には移動しやすいように手すりを取り付けましょう。
壁灯[ブラケット]や足元灯[フットライト]を付けて明るさを確保することも大切です。
階段のバリアフリー
階段での転倒は大けがになりとても危険です。
そのため、最優先でリフォームすべき箇所と言えます。
最も事故が心配な2階まで直線的に結ぶ階段形状の場合には、階段の形状を変える方法がおすすめです。
階段の途中で90度または180度折れ曲がった形にし、平らな踊り場を設置します!
リフォームでの注意点は、段差を低くする[20cm以下]こと、次に踏み面の幅を広くすることです。
そして、可能ならば手すりを両側に付けることをおすすめします。
廊下と同じように、照明器具を取り付けて明るく見やすい階段にすると良いですよ。
それでも上り下りが出来にくい場合には、階段昇降機の設置を考えましょう。
浴室のバリアフリー
シルバー世代のくつろぎの場所のひとつが浴室となります。
この浴室を安全に利用できるようにリフォームすることは大切です。
一般的な浴室は脱衣所から10~15cm低くなっているため、最初にここをバリアフリーにしましょう。
まず敷居を取り除き床の高さを同じにし、その後水を大量に排水できるグレーチングを施工します!
さらに、浴槽は入りやすくするために半埋込みに変えると良いでしょう。
滑らないように必要に応じて手すりを設置することも忘れずに行いましょう。
トイレのバリアフリー
高齢になってもひとりで済ませられるトイレの工夫は必要となります。
また、将来的に介助を受けて使用するようになったときのことを考えて設計しておくことも大切です。
介助者が入ることや車椅子ごと入ることを考えると、
便器の前後や出入り口に1メートルほどのスペースをとっておく必要があります!
また、体重をかけるための手すりも必要となります。
玄関のバリアフリー
安全に通過できる玄関のためにバリアフリーリフォームは大切です。
玄関の最大の問題点は段差となるため、この段差を取り除いて平らにしましょう。
そうするだけでも不便さは解消します!
さらに、手すりの設置や、椅子を置くことで外出がしやすい玄関となりますよ。