エクステリアリフォームの中でも、ウッドデッキは特に人気が高くなっています。
今回は、ウッドデッキのメリット、注意点についてご紹介します。
ウッドデッキのメリット
リビングが広くなったように感じられる
基本的にウッドデッキはリビングの掃き出し窓から直接つながった場所に位置しており、
リビングの床から段差なく設けられることが多くなります。
そのため、リビングから気軽に出ることができ、リビングが広くなったように感じられます。
広々とした開放的なリビングルームは気持ちをリラックスさせてくれますし、
すぐに外の空気を味わえるようになりますよ。
洗濯物が干しやすい
リビングから気軽に出られるという点から、洗濯物を干しやすいというメリットがあります!
面積が取りやすいため、ベランダやバルコニーと比べてもたくさんの洗濯物を干すことが可能となります。
リビングから直結しているということは、キッチンなどからも見えやすくなるので、
急に雨が降ってきたときなどに、速やかに洗濯物を取り込むことができますよ。
出入り口に段差がなければ、運ぶときに足元が見えにくくなる布団を干すときなども安心して持ち運びすることが可能です。
このように、ウッドデッキは洗濯物を干す際にとても便利となります。
DIYやバーベキューなど、様々なことができる
ウッドデッキはリビングの延長のようなものですが、あくまで屋外にあるものとなります。
室内ではできないようなことを、ウッドデッキであれば行うことが可能です。
たとえば、DIYで家具を手作りしたり、ベンチやテーブルを置いて、コーヒーや紅茶を飲めば、
まるでオシャレなカフェのテラス席にいるような気分に浸ることが出来ますよ。
また、ウッドデッキの活用事例として定番のバーベキューも、
道具や食材を準備してキャンプ場まで行かずに、自宅の外構を使って手軽に楽しむことができますよ。
木製チェアやテーブル、パラソルなどを持ち込んで、エクステリアに本格的なアウトドア空間を作ることも出来ます。
室内に開放感ができる
ウッドデッキと部屋がひと続きになることで、視覚的にも体感的にも、室内が広くなったように感じる効果があります!
ウッドデッキの上で過ごさずとも、部屋にいるあいだも開放感を感じられることが、ウッドデッキのメリットと言えますよ。
ウッドデッキの注意点
塗装がすぐに落ちてしまう
木材は、伐採されたあとも水分を溜め込んだり放出したりして、伸縮を続けているため、
5年に1度の再塗装で良いとされるアクリル塗料でも、
伸縮作用によって塗装の膜が破れてしまい、約2年で剥がれ落ちてしまうのです。
特に、屋外にあるウッドデッキは、塗装の天敵である紫外線や雨に常に晒されてしまうため、
メンテナンス性を優先するのであれば、ウリン材、人工木や樹脂など、
塗装の必要がない素材を選ぶようにすると良いですよ。
雑草の処理が困難な場合がある
ウッドデッキの下に雑草が生えてしまうと、木材の隙間から伸びてきて見た目も悪くなり、
利点である開放感が損なわれてしまうことも。
さらに、ウッドデッキの下は手を伸ばしにくいため、
リフォーム後に雑草に悩まされないように、
工事を依頼する際はウッドデッキの下に防草シートの施工も依頼することをおすすめします。
天然木は腐食すると害虫やカビの温床になる
天然木タイプのウッドデッキは、雨のあと乾燥が十分にできないと、
害虫やカビの温床となり、腐食が発生してしまい木材の劣化を進めてしまいます。
特に、北向きの庭や、周囲を建物に囲まれて影ができやすい外構では、
雨が乾きにくく、腐食だけでなく部材のサビの原因にもなってしまうのです。
さらに、シロアリ対策は必須となります!
気づかない内にウッドデッキの基礎の部分などから床板に上がり食い荒らしてしまう場合もあります。
そのため、人工木か樹脂木材タイプのウッドデッキががおすすめですが、
樹脂木材は日光で高温になるという欠点もあるため、
屋根取り付け工事も合わせて実施するなどの対策が必要となります。
開放感があり、人目が気になる場合がある
ウッドデッキの開放感はメリットとなりますが、
道路などから庭が見えるような状態であれば、そのまま直接リビングまで見えることになるため、
ウッドデッキにフェンスをつけたりして、庭が覗けないように工夫することが大切です。